小学生時代に感じた違和感
「なぜ、他と同じじゃなければいけないのか?」 集団に紛れることが嫌で、常に他との違いを探し続けた。
円形脱毛に悩まされ、いじめを受けるも「僕は特別だ」という感情は逃げることはなかった。
自分とはなにか?どんな人間なのか?追求し続ける中で学んだことは、「人間は完璧になんかなれない。ダサいしかっこ悪い生き物だからこそ理想を追う」だった。
自分のかっこ悪さを理解し認めた瞬間、急に楽になった感覚に出会った。
PROFILE
1980年生まれ
東京都出身、現在は福井県在住。三児の父。
法政大学出身
元プロ野球独立リーガー
メディアでのコラム執筆歴6年
“自分のかっこ悪さを
認めた瞬間、急に楽になった”
「なぜ、他と同じじゃなければいけないのか?」 集団に紛れることが嫌で、常に他との違いを探し続けた。
円形脱毛に悩まされ、いじめを受けるも「僕は特別だ」という感情は逃げることはなかった。
自分とはなにか?どんな人間なのか?追求し続ける中で学んだことは、「人間は完璧になんかなれない。ダサいしかっこ悪い生き物だからこそ理想を追う」だった。
自分のかっこ悪さを理解し認めた瞬間、急に楽になった感覚に出会った。
「自分はプロ野球選手になるもの」そうやって生きていた途中、 法政大学の野球部で挫折を味わう。夢を失い、目標が消滅。
そして築いた借金の壁。21歳で「1,000万の借金」を負う。遊びまくった代償は大きかった。
震える日々、自己嫌悪、強迫観念、喪失感、うつ、胃潰瘍、 家族との離縁、原因不明の頭痛や吐き気に襲われる日々。
このまま死んだように生きるのか、という恐怖感。 それに打ち勝つために行ったことは、“今までと反対のことを してみる”という単純作業。
「ありがとう」を言うことから始まり、サボっていた勉強を スタート。日本ハムファイターズのプロテストにチャレンジ するため肉体改造を決意。
2004年、プロテストは最終まで進んだが、ドラフト会議に 名前があがらなかった。
その後サラリーマンを経てプロ野球独立リーグに合格。 福井ミラクルエレファンツに所属し27歳で現役生活を終了。
結婚を機に柔道整復師の専門学校に通い、業界13年目になる。 現在は、東京と福井県での二拠点生活。 接骨院では身体だけではなく、メンタル面のサポートも行なっている。
死んだように生きていたあの頃には想像もしなかった「家族」。 三人の娘を育てながら、子供の成長に自分の実体験を重ねている。
自分の経験は、子育てとコーディネーターの仕事に活きていた。 人間は欠陥だらけだ。完璧じゃないから美しい。
現在は、公認心理師を目指して大学生として勉強に励んでいる。 また、2021年4月より、児童相談所の夜間補助として活動している。